コース: パソコンやモバイルデバイスを仕事で使うには

個別アカウントの重要性

コース: パソコンやモバイルデバイスを仕事で使うには

個別アカウントの重要性

このレッスンでは、 パソコンを使用するユーザーごとに 個別のアカウントを持つことの 重要性について見ていきましょう。 他の人とパソコンを 共同で使用している場合、 それぞれのユーザーが 自分のアカウントを持つことは デスクトップの外観を 自分の好みにカスタマイズできる ということの他に、 セキュリティ対策としても おすすすめです。 なぜなら個別のアカウントは パスワードで保護されているからです。 また、個人的なファイルを 自分専用のフォルダーで 管理することができるので、 自分のファイルと 他の人とのファイルが 混ざってしまうようなことがありません。 最近のオペレーティングシステムでは、 一部のモバイル OS を除いて ユーザーごとに個別のアカウントを 作成することができます。 Windows 10 で新しいユーザーアカウントを 作成するには、 スタートメニューの 「設定」をクリックして Windows の設定画面を表示します。 アカウントをクリックして、 「家族とその他のユーザー」を クリックすると、 他のユーザーを追加することができます。 アカウントは、 パスワードで保護されているため ユーザー本人だけが 自分のアカウントにアクセスできます。 アカウントごとにパソコン上に 自分専用のフォルダーを 持つことができ、 ファイルに対するセキュリティが 強化されます。 ではユーザー専用のフォルダーが どこにあるのか見ておきましょう。 タスクバーのエクスプローラーの アイコンをクリックします。 エクスプローラーが起動して、 フォルダーウィンドウが 表示されました。 フォルダーウィンドウ左端の ナビゲーションウィンドウには、 使用中のパソコンや ネットワークのフォルダーが 階層表示されます。 PC の展開ボタンをクリックして、 「ローカルディスク」をクリックします。 ローカルディスク内にある 「ユーザー」というフォルダーの中に それぞれのユーザー専用の 個人用フォルダーが用意されています。 このローカルディスクは C ドライブとも呼ばれていて、 Windows がインストールされている システムドライブです。 ユーザーフォルダーの他に パソコンを動作するための 重要なフォルダーが保存されているので、 よく理解できている場合を除き、 無闇に触らないことをおすすめします。 ではユーザーフォルダーを ダブルクリックして開きます。 ユーザーフォルダーの中には パソコン上のアカウントごとの 個人用フォルダーがあり、 それぞれのユーザーアカウントの 名前がついています。 ここで自分の名前がついたフォルダーを ダブルクリックして開くと、 自分専用のフォルダーの一覧が 表示されます。 あなたがアプリケーションを使って 作成した文書ファイルや 音楽、写真、動画などのファイルも この自分専用のユーザーフォルダーに 保存されます。 別の場所にファイルを 保存することも可能ですが、 個人的なファイルを すべてこの個人用フォルダーに 保存することで、 1箇所にまとめられるので 管理しやすくなります。 Word の文書や Excel のブックなど、 Office アプリケーションで 作成したファイルや メモ帳で作成したテキストファイルなどは 既定では ドキュメントフォルダーに保存されます。 必要に応じて、 この個人用フォルダー内に 追加のフォルダーを 自由に作成することも可能です。 写真を保存するのであれば 「ピクチャ」フォルダー、 音楽なら「ミュージック」フォルダー というように、 予め専用のフォルダーが 用意されています。 これらのフォルダーは 左のナビゲーションウィンドウから 素早くアクセスできます。 例えば「ドキュメント」をクリックすると ドキュメントフォルダーが、 「ミュージック」をクリックすると、 ミュージックフォルダーが開く というように 簡単に自分専用のフォルダーに アクセスできるので、 覚えておくと良いでしょう。 またスタートメニューの 「ピクチャ」や「ドキュメント」を クリックして、 これらのフォルダーを開くことも可能です。 このスタートメニューに 個人用のフォルダーを追加することも できるので、見てみましょう。 スタートメニューの 「設定」をクリックして、 「個人用設定」をクリックします。 左のメニューから 「スタート」をクリックして 「スタートメニューに表示する フォルダーを選ぶ」をクリックします。 オンになっている項目が スタートメニューに表示されている フォルダーです。 先ほど確認した 「ドキュメント」や「ピクチャ」が オンになっています。 個人用フォルダーの トグルスイッチをクリックして オンにします。 これでスタートメニューに 個人用フォルダーが表示されるので、 クリックして 個人用フォルダーを開くことができ、 あなた専用のフォルダーの一覧に 素早くアクセスすることができます。 このレッスンでは、 ユーザーアカウントごとに 専用のフォルダーでファイルを 管理することができる 個人用フォルダーについて 解説しました。

目次